シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?原因・症状・当院での改善アプローチを解説
- nanakusaacbs
- 1 日前
- 読了時間: 2分

シンスプリントは、スポーツによる“すねの内側の痛み”として最もよく知られる障害の一つです。特に、ランニング・ジャンプ動作の多い競技を行う学生やアスリートに多く見られます。正式名称は「脛骨過労性骨膜炎」といい、脛骨(すねの骨)に付着する筋肉や骨膜が繰り返し引っ張られることで炎症が起こり、痛みを生じます。
主な症状
・すねの内側がズキズキ痛む・運動中や運動後に痛みが強くなる・押すとピンポイントではなく、比較的広い範囲が痛い・ウォーミングアップ後に少し楽になるが、繰り返し悪化する・両足に出る場合もある
軽度の段階では違和感程度ですが、放置すると慢性化し、長期間の運動制限が必要になることもあります。
原因
シンスプリントは「オーバーユース(使いすぎ)」が主原因です。特に以下のようなケースで発生しやすくなります。
1. ランニング量・ジャンプ量の急激な増加練習量や距離が急に増えると、筋肉・骨膜へのストレスが許容量を超えます。
2. 足のアライメント不良(扁平足・過回内)足裏のアーチが崩れ、走るたびにすねの内側へ負担が集中します。
3. 適切でないシューズの使用クッション不足・摩耗した靴は衝撃を吸収できず、症状悪化につながります。
4. 硬いグラウンドやコートでの練習着地衝撃が増え、脛骨周囲の筋肉が過度に緊張します。
当院での改善アプローチ
1. 炎症の鎮静(超音波・微弱電流)炎症期は無理にマッサージせず、まずは鎮痛を優先します。超音波治療器は深部までアプローチでき、痛みの軽減に有効です。
2. 筋緊張の調整(手技・鍼灸)後脛骨筋・ヒラメ筋・腓腹筋など、脛骨に付着する筋肉の過緊張を取り除きます。鍼灸は筋緊張の緩和と血流改善に効果的です。
3. 足部アーチの改善(フォームソティックス・インソール)扁平足・過回内がある場合は、足元からの改善が非常に重要です。衝撃吸収と正しいアライメントづくりに役立ち、再発防止にもつながります。
4. ストレッチ・セルフケア指導痛めやすい筋群の伸長、トレーニング前後のケア方法を指導します。
シンスプリントは「早期対応」が鍵
シンスプリントは、軽度のうちに適切なケアを行えば比較的早期の回復が期待できます。しかし「少し痛いけど走れるから」と無理を続けると、回復まで数カ月かかる場合もあります。
すねの痛みや違和感が続く場合は、早めにご相談ください。
【ななくさ鍼灸整骨院】
〒501-4607 岐阜県郡上市大和町徳永70-8
📞 0575-88-2708 🕒 月~金 9:00〜12:00/16:00〜19:00 土9:00〜13:00
各種健康保険・交通事故・労災





コメント