オスグッドとは?原因や症状をわかりやすく解説!
- nanakusaacbs
- 2 日前
- 読了時間: 3分

成長期の子どもに多い「オスグッド(正式名:オスグッド・シュラッター病)」。部活動を頑張っているお子さまが「膝の下が痛い…」と言ったとき、このオスグッドであることがよくあります。
今回は、親御さんにも分かりやすく、症状や原因、整骨院でのケアについてまとめました。
■ オスグッドってどんな症状?
オスグッドの特徴は、膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下が痛む こと。
症状の特徴:
膝の下(脛骨粗面)がぽこっと腫れる
押すとかなり痛い
運動中やジャンプ・ダッシュで痛みが強くなる
正座がつらい
休むと少し楽になるが、運動すると再発しやすい
特に 10〜15歳の成長期の子ども に多く、サッカー・バスケ・バレー・陸上など、走る・跳ぶ動きが多いスポーツに多発します。
■ 成長痛との違い
同じような成長期の膝まわりの痛みで間違えやすいのが「成長痛」です
症状の特徴:
主に夕方や寝る前、夜間に痛みが生じる
鈍い痛みやズキズキする痛み
痛みの場所は膝下に限らず広範囲
特定の部位に腫れや熱感などは見られない
翌朝または数日で自然と痛みが消失
見分けるうえで大切なポイントは痛みの場所とタイミング!
オスグットは、膝の曲げ伸ばしなど運動時に、膝のお皿の下に集中して痛みを感じるのに対し、成長痛は、活動量に関係なく主に夜に、膝周辺から太腿や脛など広範囲に痛みを感じます。
■ なぜオスグッドが起きるの?(原因)
オスグッドの大きな原因は成長期の骨の未成熟さ × 太ももの筋肉の負担 にあります。
成長期の骨は、まだやわらかく“引っ張られやすい”状態です。
そこに、
繰り返しのジャンプ
ダッシュ
キック動作
硬くなった太ももの筋肉(大腿四頭筋)
などの負担が加わると、膝下の骨が強く引っ張られて炎症が起きるという仕組みです。
■ 放っておくとどうなる?
「我慢すればできるから…」と無理して続けると、
痛みが長期化
骨が大きく隆起したまま残る
膝の動かしづらさが続く
など、後々まで影響することがあります。早めのケアがかなり大事です。
■ 整骨院でできるオスグッドのケア
整骨院では、痛みを軽減し再発を防ぐために、原因となっている筋肉の緊張や身体の使い方を整える施術 を行います。
◎ ① 太ももの筋肉をやわらかくする
硬くなった大腿四頭筋の緊張を取り、膝への負担を軽減します。
◎ ② 電気治療(ハイボルテージや微弱電流)
炎症や痛みの緩和に有効です。
◎ ③ 超音波治療
深部にアプローチし、早期回復をサポートします。
◎ ④ 姿勢・動きの改善
走り方・跳び方のクセによる負担が原因の場合も多いため、フォームの指導やストレッチ指導も行います。
■ 自宅でできるセルフケア
太ももの前側をよくストレッチする
運動前後にアイシング
痛みが強いときは無理に運動しない
ももの裏(ハムストリング)の柔軟性も大切
「柔軟性を保つ」ことが1番の予防になります。
■ まとめ
オスグッドは成長期のスポーツを頑張る子どもに多い症状ですが、無理をしなければしっかり改善するケガ です。
膝の下が痛い、走るとつらい…そんな時は、早めにご相談ください。お子さまが安心して部活動に取り組めるよう、全力でサポートいたします。
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